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オヤマボクチ
※似た花があるかもしれません
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Synurus pungens (Franch. et Sav.) Kitam.
よく開いたメシベ先端まで含めた状態で頭花の径5cm〜6cm程度、総苞のぴっちりした部分だけで2.5cm程度(開いたとげとげ含めれば4cm〜5cm程度。)
大型で、草丈は50cm〜1m程度。
でんとしたずっしりと重量感のある頭花を、1〜3花程度、上部の各葉腋から出した枝先にひとつずつつける。
葉も根生葉や下部の茎葉は極端に大きくなる。
冬枯れの時期にも目立つ。
花色はかなり渋い赤黒い紫。高密度なのでより黒っぽく見える。
よく見ると部位毎のかなり複雑な色の違いが分かる。
全景と花序の様子
重そうな頭花を横より少し下に向けてつける。
冬に咲いたもの。一度刈られたものが復活したものなのでエネルギー不足かどの葉も小さく…背丈ももちろん低い。(元々刈られる前の状態を確認していた個体。)小さな葉なので基部がくさび形。
頭花の各段階と総苞の様子
蕾から開花、花後までの様子。総苞片が段々伸びながら開いていくので、広卵形のシルエットが段々卵形になり、花後には長卵形になる。
花は筒状花で、総苞の上縁から4mm〜6mm程度だけ、やや鮮やかな筒の赤紫が覗いている。花筒は3mm程度が5裂していて、オシベは奥からこの裂片先端くらいまではベージュでそこから先が黒っぽい焦げ茶色の葯筒になっている。 葯筒の部分は6mm程度。 このオシベの中心から、少し薄めで鮮やかな赤紫の長いメシベが8mm〜1cm程度は突き出ていて、その先端の柱頭は異様に長く3mm程度ある針のように細い円錐状。
総苞片は紫の線形で鋭く尖っていて、白いくも毛が横走して連絡しているので全体に糸をやや疎らにぐるぐる巻いた感じに見える。
総苞片はわずかに湾曲する程度でほとんど真っ直ぐに半開きになりそれぞれが少し離れているため、結構大きく見える。
総苞のすぐ下には披針形で緑の葉状の苞葉が数枚つく。(いちいち気づかないと思うが。)
花冠の様子
葉のほかに花冠にもハバヤマボクチとの区別点がある。花冠の太い部分と基部側の細い白い部分との長さが圧倒的に異なり、細い部分が短い。最盛期にむしって見ずに、痩果がきちんと膨らんでいるのが分かる(実ができている)時期に見て欲しい。…。
葉のバリエーション・葉裏
根生葉や下部の茎葉でのバリエーション。基本的に長卵形から長楕円で不整で弱い欠刻状の鋸歯があり、基部は葉柄から一旦三角(広いくさび形)になりその左右で心形に斜め後ろに膨れている。鋸歯の位置取り次第ではほこ形のようにもなるので、葉形でのハバヤマボクチとの区別は注意が必要。
なお、羽状中裂〜羽状深裂する個体も同一群落にわりと見られる。
これを単独で見たら何だか分からないかもしれない。
中部から上部にかけては長卵形で基部は下部の葉のように左右の膨れ分がなくなるので単純なくさび形になる。
葉裏はくも毛が密生。
茎は太く、くも毛が密生し特に若い部分では真っ白になっている。
幼生期の様子
果実・冬時期の様子
でんと立っていて上部に黒っぽくなった頭花がついているのでちょっぴり不気味な印象もある。その後総苞が開けばきれい。
冠毛が明るいはっきりとした褐色なため、全体の立ち枯れた明るい灰褐色と総苞の紫褐色との3色での色の差がかなり面白い。
そのまま立っているので、何もなくなった林内で見つけると異様な姿に見える。
中部〜上部の茎葉は赤褐色になりくしゃくしゃになりつつわりと残っている。
また、根生葉や下部の葉は大抵落ち葉の下にあるため、漬物か、いい具合の発酵状態になっている。葉裏はくも毛が残っていて白い(少し緑っぽい)が、くずれてぬかのよう。
冠毛は軸部が発達せず放射状に斜上し薄い褐色(生成り色)。それぞれは結構太くしっかりしていて、羽毛状の毛は生えていないシンプルなもの。
痩果は長さ6mm〜7mm程度。
角柱に近い形状のものに分厚いずんぐりしたひれがある。裏側も同じ状態。
縦に筋溝が何本もはっきり走っていて、筋溝同士の間は先端側の少し手前で一旦くびれた後その先で細い水滴形の突起になって目立っている。
色はベージュからタンで明るい。
花確認:
2008(F10)(F11)
実確認:
2007(C12)
2008(C1)(C11)(C12)
2009(C1)
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