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キッコウハグマ
※似た花があるかもしれません
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Ainsliaea apiculata Sch.Bip.
頭花の径で7mm〜9mm程度。
草丈は小型もので5cm〜8cm程度で葉が1cm〜1.5cmで頭花数は大抵3〜5、大型もので15cm〜25cmで葉が2.5cm程度で頭花数は10以上が多く20程度のものも見られる。
総状につく。
地面付近に輪生のようにかためた小さな葉を多数つけ、中央からひょろっと異様に長い花茎を伸ばす。印象的な草姿。
本種は閉鎖花ばかりだと言われる方もあるようだが、実際のところ、環境要因が大きく影響していると思われ、 このエリアでも、林の中等やや暗めでも土手状になったりして陽光がそれなりの時間入る程度あれば、ちゃんと開放花が咲く。(特に南向きとか極端な状況である必要はない。)
(※株内全てという意味ではない。)
全景の様子
大株ではだいぶ花数が多いのだが、印象はあまり変わらない。再訪時にこの写真よりはだいぶ進んでやや横向きに移行していたがみな蕾だった。ちなみに、この株の群落についてはさすがに日のさす時間が全くない結構暗い杉林で、蕾から判断する限り閉鎖花が多かったので、多分今再訪しても華やかな状況ではないだろう。
頭花の様子
頭花はちょっと特殊。
3花で構成されているがそれぞれの小花は一方向だけほぼ全裂して他は深裂するため掌状の形状になり5裂片とも頭花の外側になっていて合わせて「一輪」を演出している感じ。
絶妙なので見つけたらぜひよく近づいて見て欲しい花。(この構造上、平開は難しい花。)
中央には3花のシベ柱がやや斜めに離れるように突き出している。葯筒は薄桃色で美しい色合い。3花だけでできているため密集せず空間が広く、オシベの花糸が離れているのがよく見える。
蕾時期には総苞は細い槍状でほぼ上向き。8mm〜1.2cm程度。開花する頃には斜めから横向きになる。
閉鎖花のものは総苞の最内片がやたら長く伸びて強く飛び出してかなり細長い。2cm程度になる。
開放花では総苞が先端以外ぴっちりしたまま中央先端から細い米粒のような白い三つ並んだ小花が突き出して全体で1.5cm程度になり、そのうち小花の先端側が丸く膨れてきて開花する。
総苞片は外片(基部側)になるほど極端に小さく、かなり詰まった感じがある。基部の方の片は、肉眼で数えるのは難しい。
花冠裂片の先端だけが外斜め方向にややカールして面白い。これがいいアクセントになり、より美しく見える。
葉の様子
特徴的な葉形と質の葉。
葉は長い葉柄があり5角形〜7角形状で間が湾入するかたまに角張って窪む。鈍いがつやがある。
1cm〜1.5cm程度が多いが2.5cm程度になるものも見られる。
右は冬になったもので、随分間延びしてやや上に上がっている。
果実期・果実の様子
痩果は扁平な4稜状で稜には特に多く斜上する白い剛毛が生える。冠毛は痩果の上部から生え途中に軸がない。あまり曲がらずほとんど真っ直ぐに平開して径1cm程度。また、冠毛の各毛は更に羽毛状に短毛が生えている。毛は褐色。
総苞片は下側ほど小さいため、冠毛の飛び去った後最下から5枚程度、小さいものだけが重みで落ちずに残って星形になる。
いい演出。
3小花なのでこの三つは一花分。一箇所から仲良く出ている。
正月時期の花
正月にも日当たりがよく風の強くない場所ではほとんど開かない花が咲く。夏のものと異なり花冠が伸びずメシベの先端と花冠のごく一部以外はほとんど総苞の中にあり、全体の形状的には閉鎖花に近いといえると思う。
花確認:
2007(F12)
2008(F1)(F10)
実確認:
2006(C12)
2007(C1)(C12)
2008(C1)
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