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ユウガギク
※似た花があるかもしれません
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Aster iinumae Kitam.
花は頭花の径で3cm〜3.5cm程度、草丈は50cm〜80cm程度。
上部までわりと多くの枝を分け、それぞれが強く開出して横に広い。花数もやや多く10花程度ある。
ただし宮城県の私が見ている各エリアでは図鑑的典型の個体はまれで、枝振りや舌状花の長さ等がぱっと見カントウヨメナのようなものがほとんど。
※元々Kalimerisとして分かれていたが現在はシオン属ヨメナ節らしい。
冠毛の長さで属を分類する旧分類はKitamura 1937によるようだが、 その後Phylogenetic relationships of JapaneseAster (Asteraceae, Astereae) sensu lato based on chloroplast-DNA restriction site mutations(Ito 1998)において、冠毛の長さの変異や退化が異なる系統でそれぞれ起こっているとされ、現在では冠毛による「属」分類方法は有効でないとされる模様。
同じ論文にて冠毛の変異が起こりやすいことも示唆している。
全景の様子
よく開出する枝のせいで頭花同士はやや離れてまばらに見えるが全体の花数は印象ほど少なくない。この図鑑的に典型のタイプは周辺では少ないというか、かなりまれ。
こちらは枝分かれが少ない。頭花は舌状花が多少は長いので一応それと分かる(あくまで傾向だが。)。葉を詳しく見るとユウガギクらしく見えるし、痩果の毛もはっきりユウガギク。左は多少やや枝が多いのでまだしも、右は枝振りからは判断できないのだが、実は宮城県の私が見る各所では、典型的な図鑑タイプのものは少なくこのような枝ぶりのタイプがほとんど。
強く切れ込んでいる葉のものも見られる。だいぶ印象が異なる。ついでにこの個体は花色もかなり濃いめ。頭花と総苞の様子
舌状花はかなり細長く、頭花全体で黄色い部分がかなり小さく見える。一枚の長さが、筒状花集合の2倍程度ある。
ほとんどの場合薄紫はほとんど感じずほぼ真っ白。群落によりまれに薄紫でまるでカントウヨメナのように見えるものも(色だけでなく)。
細身で等幅の総苞片はカントウヨメナによく似ている。葉の様子
葉形はやや細身な披針形をベースにわりと強い羽状になっていて、葉身の随分基部側でも羽状裂片がある。カントウヨメナにも羽状裂するものはよくあるが、裂けるのはほとんど半分より先端側。
裂片基部付近は少しだぶついている。
撫でると方向によってはわずかに引っかかりがあるがほとんど分からない。
表面は主脈・側脈だけでなく細脈も少ししわ深くなっていて、のっぺりしていない。切れ込み・鋸歯は先端がやや円頭凸端で、角の左右の辺が丸い。縁には短い屈曲毛がある。
葉のバリエーションの例
左が典型的な葉形で、細いものややたら強く切れ込むものまである。中央の例のようなものは切れ込みが小さい分切れ込み先端の丸味もほとんど分からないので単純に葉形で他と区別するのは不可能。
こちらは葉形自体はごく普通なのだが、上から下までどの葉も脈が基部側に偏ってやや平行脈状の印象を受ける。果実期の様子と痩果の様子
冠毛は0.25mm〜0.3mm程度と短い。(カントウヨメナも同様。)痩果形状は上部の肩が随分広くやや平らになり、不恰好なものが普通。三角形の角を丸めた感じのものが多い。
稜の、最も広がる部分よりも上では斜上する白い剛毛が多く生え目立つ。この毛は冠毛の長さとそう変わらない。なお、たまに1か2本腺毛が生えているものもある。
稜の下部側では白い剛毛がややまばら、カントウヨメナよりは少し多い印象だがこの辺りはそれほど差がない。
面の腺毛は上部1/3〜1/2程度に分布し、白い剛毛も混生する。
カントウヨメナとの比較のための概略図。【撮影の手引き】
果実の集合体を撮る際、カントウヨメナとユウガギクとの違いがはっきり写り込む向きとピント位置がある。
撮影方法としては、ほぼ真横わずかに上から1cmマクロ等で単純に接写するだけでよく、重要なのはその際のピント位置。
痩果は放射状の向きに配列するので、合わせやすい正面手前にピントを合わせてしまうと丁度稜が正面に向いている痩果ばかりになってしまい分かりづらい。
横を向いて写る痩果にピントが合うようにするとはっきり稜の肩上にある毛のタイプが分かる写真になる。
花確認:
2008(F10)(F11)
実確認:
2008(C10)(C11)(C12)
2009(C1)
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