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アケボノソウ
※似た花があるかもしれません
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Swertia bimaculata (Siebold et Zucc.) Hook.f. et Thomson ex C.B.Clarke
花はお椀状の半開き状態で径1.2cm〜2.3cm程度、最も多いものは1.8cm程度、草丈は50cm〜80cm程度。
茎は大抵きれいに直立し結構上部まで三方に分岐、頂点と中部以上の各節でそれぞれ5花程度をつける。
独特の模様が面白い。
くるんと垂れた大きな葉が連なる三日月のように見え特徴的ですぐそれと分かる。
全草の色、特に葉の色は、段々薄い白緑になり痛んでいく。
山地低部の林内で少数確認、それと別に森の合間を通る細い道の脇にある湿った草地にて大群生を確認。(住宅地の裏手の森)
全景の様子
右は数十株の大群落のもの。道を挟んだ反対側の縁にも見られ、かなりの株数と思われる。それも大株が多い。
ここは2008/11/23時点でそばの森が大規模伐採されて整地され始めていて、どうやら開発される模様。
花の様子
花冠は5全裂するが、4、6全裂のものも多く混じる。特に、4裂のものは極めて多い。
各裂片は長楕円か倒披針形で、中肋でやや山折になっている。表は基部側2/3程度は白ベタで先端側の1/3程度の位置に黄緑のべたつく感じの丸い大きな模様が左右に並ぶ。蜜腺。
なお、既に受粉している場合は柱頭は花冠先端よりも突き出ている。
蜜腺のその先では中肋の左右に渋緑の斑点が5〜10程度ある。この部分の染まり方は群落差が大きい。右のようなものもある。
裏は薄緑でつやがなく、基部側はかなり白い。
中央ではバランス的に大きめなメシベが突き出ていて、少し薄い緑で、白緑の蛇柄のような細かい模様がある。先端にふたつ、平たい饅頭型の白緑の柱頭がある。
花柄はしわしわ縮れた強い稜があり目立つ。(花数が多いと隠れて見えないが。)
萼は極端に短い筒状のようで、先端は深く5裂し、裂片は小さな披針形でやや反る。
なお、右は株元付近に咲く花。ごちゃっとまとまってこのように下の方の葉腋に多数の花をつけるものも多い。
花後には白い部分がなくなってちょっと汚い薄緑になっている。こちらは花後の様子。花冠は花後力なく閉じていくのだが、この際にまだ受粉していない場合はメシベ柱頭の位置がこの蜜腺と同じ位置になるので、付着した花粉(自分のもののこともあれば他の個体のもののこともあるだろう)を使って最後の受粉可能性にかけているのかもしれない。
葉の様子
対生する。披針形か倒披針形で青々とした時期には多少つやがある。平行脈が目立つ。主脈からは左右に何本も斜め前方への側脈が出ていて、その左右の脈では外側だけに同様の側脈が出ている。
下部の葉では基部が長く細くなり葉柄につながり、葉柄は茎との接点でやや丸く広がっている。茎には、葉の基部左右から下に向けて稜状に筋ができている。
上部の葉では基部は少し円形気味で葉柄はほとんどない。
左の最盛期の緑のサンプルは形状優先でこれにしたのだが、重みで垂れているのではなく実は折れてぶら下がっているもの。実際には結構しっかり横に出て、後期に三日月のような湾曲した垂れ方をする。特徴的で面白い。
果実と種子の様子
ぱかっとふたつに裂開してかわいらしい。長さ1.5cm程度。
種子はいびつで扁平、角張っている。漆黒でつやのあるもので、0.8mm〜1mm程度、表面にはお椀状の突起物が多数ある模様。
幼生株の様子
冬に向けてこの様子。
葉質は一見随分弱そうにも見えるので…どうしても不思議に思えてしまう。
花確認:
2008(F10)(F11)
実確認:
2008(C11)(C12)
2009(C1)
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