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ムカゴイラクサ
※似た花があるかもしれません
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Laportea bulbifera (Siebold et Zucc.) Wedd.
分かりやすい形状の雄花の径は1.5mm〜2mm、雌花は「径」は不明。
草丈は50cm〜80cm程度、ほぼ直立して生えて途中の葉腋から雄花花序、頂点葉腋で1〜3本程度の雌花花序を出す。雄花花序はほぼ真横向きになり、雌花花序は大抵斜上する。
小さく地味だが花つきはかなりよい。
花序について
それぞれの花序は特殊な形態で、遠目には複総状を基本とするようなイメージで実際にはより細かい複合花序。最大単位の花序軸から短く太い柄を横に出し、その柄に数個(1〜4個程度)、小花序の塊をつける。この塊は目立つ柄があり二方に分かれ、その先は短い柄を持って二方に分かれるかもしくは短い柄を持って単一の最小単位の「花序」をつける。
この最小単位の「花序」は基本的に一点から出た横並び3花で構成され、それぞれの小さな花はほぼ無柄(※ただし実際には「花」に見える部分は平たく特殊化した小花柄と思われる。)。
全景の様子
花の様子
雄花は薄い白緑、雌花は普通の緑。
雄花は五つの萼片がきれいに放射状に開きオシベも5本あり整った梅花状の花。雌花と違って特殊な形状はしていない。オシベの花糸は基部側が平たく、先端側で強くくねって湾曲している。
雌花花序では各単位の節に棘毛が生えているものもある。
ひとつの雌花は平べったく変形した特殊な「柄」(このため柄には見えない)の先で下面側にぶら下がった小さな先端向き三日月型の1対の花被片に扁平な子房が縦に挟まれたもの。何となく、両手で子房を持っているような感じ。
花柱はいったんくびれる程度で極めて短く緑で、その先は棘のような白半透明で微毛だらけの柱頭。
花序の軸は赤紫で、軸の半面には開出した短毛が極端に密生していてフラッシュで白く光る。もう半面はほとんど無毛で光沢が強い。主に、毛のある面は裏側(下側)にくる模様。
赤紫でない小単位の軸には腺毛が混じっている。
葉の様子
基部が心形の細身の葉、狭卵形程度か。
鋸歯は整っていて目立つ。葉の表面には開出した針のような毛が散生、葉柄にも更に長めの棘毛が散生。
葉裏は無毛。
葉柄は長いが、上部ではややつまって目立たなくなる。
茎とムカゴの様子
茎には開出した3mm程度の直毛の棘毛が散生、刺さる。数はそれほどではないが結構目立つ。
棘が最も多いのは、葉柄の基部と茎が接する部分。
また、微毛が密生している部分がある。(花序軸において毛が密生する部分と同じ部位と思われる。)
葉腋には1cm以上になるいびつなムカゴが1〜3程度つき、それぞれの盛り上がった先端(大抵は一箇所だが二こぶの場合もあり)に長い毛状の突起物が出ている。
表面は縦方向に筋模様がやや出て、微細な網目状にひび割れている。
果実期・果実の様子
平たく特殊化した「柄」(花に見える部分)は、授粉後、花柱より下の部分が翼状に肥大して先端が花柱を追い越しそれぞれ丸くなり、全体で細身のハート状。(花柱部分は伸びないので花後はくぼんで見える。)。
下面に縦にぶら下がった円盤状の子房はぶら下がったまま肥大し黄色を通り褐色になる。花確認:
2008(F10)
実確認:
2008(C10)
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