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カノツメソウ
※似た花があるかもしれません
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Spuriopimpinella calycina (Maxim.) Kitag.
花は径3mm〜3.5mm程度と小さいが造形は美しい。草丈は40cm〜80cm程度、暗い林内では1.2m程度。
茎・花柄・葉柄・小葉の軸には、微毛をかなりまばらに散生。観察中は、手で触れると分かるものの眼ではそれほど目立たない。フラッシュで撮影すると光ってやや目立つ。
林内では特にだが、茎はひょろっと直立し、中部以上の葉が少ないこともあって余計にひょろっとして見えるが、林道上に生えると随分ずんぐりしていて30cm程度で雰囲気がだいぶ異なる。
何となく見ているだけだと特徴らしい特徴を感じない。
全景
林内でもよく揺れるので低速にできず、暗くなってしまうか白飛びするかどちらかになってしまう。(色々持っていけば何とかなるとは思うが。)花序と総苞・小総苞の様子
複散形の花序で、小花序は8個程度つけ、各小花序内の花数は15、6あるが、(大)花柄が3.5cm程度と長い上に花が小さいため全体がややまばらな印象。
小花序(ひとつの半球)には、線形で先細りをほとんどしない小苞葉を何枚かつける。長さは3mm〜4mm程度で目立たない。
花序下に総苞もつけるが、より枚数が少ない。6mm〜7mm程度、長くて1cm程度。
(左の写真には両方とも写っている。)
花柄には稜が目立つ。
花の様子
蕾は緑と緑味のある白とのツートンといった感じで、緑の部分は花弁の中央脈部分。
花弁は、セリ科には多いが特徴的な形状で、細身の菱形で先がやや丸いか窪んでいて、丁度半分あたりで丸まって折れて先が内側に倒れ、横は後方にやや(45度程度)倒れている。
子房は花期に明るい若草色で、少し黄色っぽく見える。
花柱・柱頭は白く2本で、円錐をつまんで少し引っ張ったような形状で真っ直ぐ伸びている。
オシベは5本、花糸・葯ともに純白だが段々痛んで葯はベージュになる。
花弁が折れているためオシベは倍程度あるように見えつんつん目立つ。
葉の様子
根生葉(1枚目)は葉柄が長い2回三出複葉で、小葉がやや細い菱状楕円形か菱状卵形で中太りの先側だけに鋸歯が顕著、基部側にはせいぜい数個だけ。小葉の柄はないが、3小葉のかたまり毎の柄は顕著。小葉の基部はくさび形。下部の茎葉(2枚目)は横が2小葉で不完全な2回三出複葉か単純な三出複葉、変化の途中だからか小葉基部は丸く、基部側にも鋸歯がやや多め。
中部以上の茎葉(3、4枚目)はよく開いた単純な三出複葉で小葉の形状は細くなり鋭い披針形。小葉の基部は根生葉と同じようなくさび形に戻り、鋸歯は数少ないが太った部分より前にのみある。小葉の柄はないが葉柄は顕著。
更に上部で花序が分かれる部分ではもはや葉とはわからないような3小片がついている。(記事先頭の写真の丁度中央に写っているもの。)
根生葉から上部まで、小葉の縁は鋸歯以外に微細な毛がある。葉面自体にも脈上にやや生えているが目ではほとんど目立たない。(手ではっきり分かる。)
葉柄にも少し毛が生える。
葉の拡大の様子
表面・裏面とも主脈と側脈の上に針状の開出気味のやや斜上する微細な半透明白色の剛毛が生えていて、面を基部方向に撫でるとざらざらした感触。(微細なので刺さって痛いということはない。)
縁にも斜上する同様の剛毛が生えている。
果実の様子
扁平な長卵形で長細くなっている。(よく見ると二つくっついた明太子。)
熟すと随分雰囲気が変わる。緑からキャラメル色を経由し黒くなる。縦に筋溝が密。二つの分果は段々間が離れ基部と先端がくっついていて隙間ができる。花確認:
2008(F7)(F8)(F9)
実確認:
2008(C8)(C9)(C10)
千葉県のカノツメソウ属
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