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アキノキリンソウ
※似た花があるかもしれません
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Solidago virgaurea L. subsp. asiatica (Nakai ex H.Hara) Kitam. ex H.Hara
頭花は径7.5mm〜8mm程度と、小さい。頭花数はややまばら。草丈は40cm〜60cm程度。
葉腋に2、3頭花程度と小数にかたまった散房花序(というかほとんど総状花序的)をつける。それぞれの頭花数が少ないため全体として「円錐」状シルエットにはならない場合が多く、全体の頭花数の多いものでは黄色い丸い玉が連なった感じになるか黄色い棒状になっている。
花期には、まず根生葉がないが、時折よく残った株もあり、丸っこくてかわいらしい。(※生育状態による。)
先端までスマート。生育環境によってはよく花をつけるが、セイタカアワダチソウ等の比ではなくシルエットは円錐にはならず多くても円柱というか試験管ブラシのよう。
セイタカアワダチソウをアキノキリンソウと勘違いされる方もたまにいらっしゃるが…あちらの方がはるかににぎやかで、全体ははっきりした円錐。
それでも、派手さでは負けるかもしれないがアキノキリンソウも林縁等のやや暗めな場所で筒状花まで開花してシベのつんつん突き出た個体を見かけると周辺との対比で随分にぎやかに感じられ、美しいと思う。
(また、環境に恵まれている場合は実際かなりにぎやかな花つきにもなる。)
全景
林内という環境上、陽の光の量や方向・栄養状態等外的な状況が多様になるので、色々な印象の個体が見られる。ずんぐりした花序のものから疎らな長いもの、密につきつつ長いもの、と、同じ植物とは思いがたいものも見られる。
色が色なので、花が小さくともそれなりの数つけば暗い林内でも目立つ。
頭花の様子
筒状花の、突き出した二股になるシベがかわいらしい。
頭花内の花数は少なめで、20花程度。すべて鮮やかな黄色。舌状花はバランス的にかなり長めでほとんどの場合くるんと裏に倒れてやや丸まっている。舌状花は雌性で5花+α程度、かなり数は不安定。
総苞の太さと長さのバランスは、カプセル薬と同程度か。細身円筒状。変種との区別に片の並びが4列(以上)か3列かが重要なポイントのひとつになるのだが、キク科の総苞の列に関してはいつも困る。ほとんどの種では、実際にはきれいな「列」をなしてはいない個体がかなり多く見られる。それでも数えられるものもあるが、列としてカウントするのもはばかられるようなつき方のものがかなりの数。(最内片以外は、生える位置も長さも揃わない。)
一応、この群落では4列以上あるということになる。
外(下側)の片になるほど、短い。
なお、ぴったり寄り添ったひとつの総苞を形成する片以外に、やや離れた位置にも頭花の軸上に何枚か狭卵形程度のややぷりっとした小型の片がつき、これを含めるのかどうなのか…。
花序軸には白い軟毛がやや密に斜上する。
総苞片の縁は斜上する毛のような鋸歯のようなぎざぎざの縁。
花期に冠毛は随分長く目立つ。少しだけ褐色。
茎葉・根生葉の様子
葉は披針形というか狭卵形。葉柄に細いもののはっきりした翼がある。葉柄は全体の2/5〜1/3程度と長い。鋸歯は通常顕著なのだが、たまに全縁。(なお、上部ではないものが多いので参考にしない方がよい)。葉面はかなり平ら。葉縁には短毛が少しある。
葉裏は白っぽく、緑色の細脈が目立つ。主脈上に縁のものよりは長い毛が散生。
なお、上部では柄のない披針形なのでだいぶ雰囲気が異なる。
根生葉は卵形で基部が強めの心形。随分丸っこくて印象が異なるが、茎葉と質感はほとんど変わらず、鋸歯も同様の形状。
茎の様子
茎には微毛が生えやや白く粉っぽく見えるが、それほど目立たない個体もある。果実期の様子
くしゃくしゃとなって、ちょっぴり汚らしい感じ。幼生期の様子
数枚の根生葉だけだとそれと分かりにくいかもしれない。育ってくると右のように暗い赤褐色の茎が伸びそれらしい茎葉がついて、思い出せる可能性は随分上がる。花確認:
2008(F8)(F9)(F10)(F11)
実確認:
2008(C10)(C11)
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